出会いのしくみ

「離婚問題かかえながら、こうやって仕事やんなきゃ、なんないんだから」と切り出した。 「じゃあ、聞きたくない」「まあ、そう言わずに」離婚を快諾したとはいえ、夫のほうも私を急かして追い出すほどの踏ん切りは、つかないようすだった。
残酷でも、きっかけが必要だと思ったのだ。 「相手は誰なの?」もし「ン百万円払え」といわれていたら、「浮気は冗談でした」と、私は前言を翻していたかもしれない。

「それじゃ、すっきりしないでしょ」Hさんとは深い仲でもなかったし、「職場に電話」事件以来、もう会ってもいなかった。 でも、この際、しかたない。
私はHさんの名前を白状した。 「慰謝料、いる?」「いらない」「言えない」編集室では、仕事と夜食と雑談の花盛りが続いていた。
「で……でも…仕事はやりたいことですから」私はズルズルッと、カップラーメンをすすりながら、言った。 むしろ、仕事をしているほうが、気が紛れていい。
「離婚なんてして、ほんとに、後悔しない?」「……後悔しないように……がんばるしかありません」ちょっと、唐辛子を振りすぎたか。 グスン。
あれ、視界がボヤケる……。 「強がってないで、泣いていいのよ」「そうそう、ダンナさんの悪口、言いたいなら、言っていいんだよ」「…いい人、すぎちゃって」「いい人なら、いいじゃない!」「そうだよ、私の彼ピーなんて、さ……」「Nチャン、1人になって、この先、どうするの?」「……仕事ください」私はこうやって、鍛えられました、ハイ。
仕事をするようになった私ではあるが、まだウチを出ず、グズグズしていた。 もしかすると、仕事を得たことで落ち着いて、別れたいという気持ちはおさまるかもしれない。

新たな出会いを求める人が急増しています。出会い系の補足説明を致します。